研究テーマ


水域の環境は、人間と自然環境のバランスを感じることができる場所

歴史的に開発と保全のはざまで浮かび上がってきたジレンマが生じる場所

人間が自然環境に対して影響を与えはじめた時代を、「人新世(じんしんせい)」と定義された

人新世において、いったい人類は自然をどう改変して、影響を受けてきたのか

地理学/地球科学的アプローチを軸として、生物学、地球化学、考古学、文化人類学、社会学などと連携しながら学際研究を展開する

未来を照らすために、足元や目の前に広がる環境を4つの視点から探究します

環境史

年縞を中心とする堆積物を用いた環境変化・汚染、災害の歴史などを解明します

都市環境の歴史と未来

お堀や調整池などの都会のオアシスの現在地を解明します

地形発達

海岸域や河口域における地形変化やその要因について解明します

環境教育

地球科学や環境教育の効果的な実践方法の研究

環境史

湖沼掘削科学

国内外の水域を研究対象として、ゴムボートから大型調査船まで、様々なスケールで湖沼掘削科学研究を実施しています。

水底地形調査

音波探査装置を用いて水底地形の計測・マッピングを行います。過去と現在を比較して、自然災害の影響などを解明します。

ASGM(零細および小規模金採掘)

国連環境計画(UNEP)に関連したASGMに関連した水銀汚染研究を実施しています。

年縞(ねんこう)

1993年に福井県水月湖で発見された土の年輪とよばれる年縞について、国内外の湖沼域を対象として研究を進めています。

都市環境の歴史と未来

都市の水環境

都市の水環境は、都会のオアシスのような憩いの場となる一方、環境汚濁が顕著にでる場所でもあります。

水質調査

多項目水質計や、水質パックテストなどを用いて水質の観測を実施しています。

公園環境の維持保全

公園環境の維持や保全に関して、現在の環境の把握を行っています。

採水調査

保全のための基礎資料を収集するため、定期的な採水調査を実施しています。

地形発達

地形発達史

私たち生活の土台となる地形環境の発達過程について地理学的アプローチによる研究を展開しています

河川環境

地形図や空中写真判読から、ドローンを用いた現地調査までをおこない、河川環境の変遷を明らかにします。

海岸環境

海岸浸食や、砂丘劣化をはじめとした人間活動に起因する海岸環境の変遷を時空的に明らかにします。

環境リスク

海洋プラ汚染をはじめとした人為的な環境リスクの現在地を調べる研究を展開します。

環境教育

博物館における環境教育

博物館など文化施設における環境教育の実践研究を展開しています。

市民向けの教材開発

市民にむけた環境教育アウトリーチの教材づくりと実践を踏まえてコンテンツを作成しています。

学校向けの教材開発

児童向けの環境教育アウトリーチの教材づくりと実践を踏まえてコンテンツを作成しています。

新しい環境教育

STEAM教育にあわせた新時代の環境教育の実践的研究を展開しています。